国連総会への「国連持続可能な開発のための教育の10年」に関する決議案の提出について
平成15年10月30日
- わが国は、日本時間10月21日(ニューヨーク時間10月20日)に開催された第58回国連総会の第2委員会公式協議の際、「国連持続可能な開発のための教育の10年」に関する決議案を提出することを正式に表明し、日本時間10月28日(ニューヨーク時間10月27日)に国連総会第2委員会事務局に決議案を提出した。
- この決議案は昨年の第57回国連総会においてわが国が提案し、先進国と途上国の双方を含む46ヶ国の共同提案国を得て全会一致で採択された「国連持続可能な開発のための教育の10年」の決議案に続くものであり、関係省庁、国内NGO、主たる役割を担う国際機関(リード・エージェンシー)であるユネスコ事務局と調整を行った上で提出したものである。
- 決議案は、ユネスコにより詳細な国際実施計画の策定を要請すること、「持続可能な開発のための教育」の内容に踏み込み定義付けを行うこと、各国政府が2005年までに「持続可能な開発のための教育」をそれぞれの教育戦略・教育プログラムに盛り込むこと、持続可能な開発を実現するために必要な価値観を市民一人一人が共有するため、国家、地域、地域共同体、国際機関、NGO等あらゆるステークホルダーの連携を強化することを主な内容としている。
- わが国は今後各国に共同提案を募った上、国連総会第2委員会においてこの決議案を採択し、総会における全会一致での採択を目指す。
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国際社会協力部 地球環境課 |
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