人間の安全保障基金によるソマリアにおける国内避難民・非定住民支援について
平成15年8月22日
- わが国政府および国連は、8月22日(金)、国連児童基金(UNICEF)が実施する「ソマリアの国内避難民・非定住民への人道的支援」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、110万4,860ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、ソマリアにおいて内戦や自然災害により発生した国内避難民・非定住民の保健・衛生面でのニーズに対応するために、子どもへのワクチンの供与、マラリア、コレラ防止のための教育、薬剤浸漬蚊帳の供与、干ばつ地域における子どもの栄養改善、飲料水確保のための施設の整備等を実施するものである。
- このプロジェクトの実施により、ソマリアの国内避難民・非定住民の保健・衛生状態が改善され、子ども及び母親の疾病率、死亡率が減少することが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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