ラオスの国立映像保管・ビデオ・センターに対する文化無償協力について
平成15年8月15日
- わが国政府は、ラオス人民民主共和国に対し、国立映像保管・ビデオ・センターがビデオ撮影・編集機材を購入するため(the supply of video shooting and editing equipment to the Lao National Film Archive and Video Center)、3,320万円を限度とする額の文化無償協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月15日(金)、ビエンチャンにおいて、わが方橋本逸男在ラオス大使と先方ソムサワート・レンサワット副首相兼外務大臣(Mr. Somsavat Lengsavad, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs)との間で行われた。
- 国立映像保存・ビデオ・センターは、映像資料を保存、編集、作成するラオス唯一の機関であり、約1万5,000本の歴史的に重要な映像記録を保有しているほか、ラオス国民に対する歴史情操教育の番組編集を行い、国営テレビ局において毎週放送される等、教育活動の振興に大きな役割を果たしている。
このような中、国立映像保存・ビデオ・センターは、2005年の日ラオス外交関係樹立50周年記念に合わせて、日ラオス交流史に関する特別番組の企画を行い、ラオス国民への対日理解を促進しているが、同センターが現在使用している映像機材は老朽化が著しく、これらの活動に支障をきたしているため、新たな機材の購入を希望しているが、厳しい財政状況のため困難な状況にある。
このような状況の下、ラオス政府は、国立映像保存・ビデオ・センターが、ビデオ撮影・編集機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し文化無償協力を要請してきたものである。
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