人間の安全保障基金によるインドにおける自然災害危機管理支援について
平成15年7月24日
- わが国政府および国連は、7月24日(木)、国連開発計画(UNDP)がインドで実施する「自然災害危機管理」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、103万ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、サイクロン、洪水、地震、干ばつ等の自然災害の被害の大きいインドのグジャラート州、ビハール州、オリッサ州の5地区において、コミュニティにおける災害への備えを強化し災害による被害を軽減することを目的に、災害被害軽減および復興についての住民の意識向上、自然災害時の危機管理計画の策定・実施のための地区レベル、コミュニティ・レベルでの能力強化等の活動を支援するものである。
- このプロジェクトの実施により、自然災害に対し脆弱な地域における災害への備えおよび被害軽減への取り組みが強化され、自然災害による生活への影響が軽減されることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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