人間の安全保障基金による南アフリカ共和国におけるHIV/AIDSおよび貧困対策支援について
平成15年3月13日
- わが国政府および国連は、3月13日(木)、国連開発計画(UNDP)が実施する「南アフリカ共和国クワズル・ナタール県におけるHIV/AIDSと貧困に対するコミュニティでの総合支援対策」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、103万ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、HIV/AIDSの罹患率が高く、また極度の貧困状況にある南アフリカ共和国クワズル・ナタール県において、コミュニティ自身の取組を強化することにより、HIV/AIDSがもたらす社会経済的影響を軽減することを目的に、HIV/AIDSの知識向上および予防、HIV/AIDSとともに生きる人々および影響を受けている人々に対する偏見の軽減とケアの改善、生活能力の強化、コミュニティと地方自治体の連携強化等の活動を支援するものである。
- 3年間にわたるこのプロジェクトの実施により、コミュニティおよび地方自治体におけるHIV/AIDSおよび貧困に対処する能力が強化されることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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