人間の安全保障基金によるキューバにおけるHIV/AIDS等予防計画支援について
平成15年1月6日
- わが国政府および国連は、1月6日(月)国連開発計画(UNDP)が実施する「キューバ共和国のSTI(性感染症)/HIV/AIDS予防計画強化の支援」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、103万ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、キューバのハバナ市、ビジャ・クララ県、サンティアゴ・デ・クーバ県において、プロジェクト対象となる15歳から39歳までの人々が責任ある性的行動をとるようになることを目標とし、「STI/HIV/AIDS予防国家センター」における予防活動を強化し、保健関係者、学生、エイズと共に生きる人々に対する研修や調査活動等の実施を支援するものである。
- このプロジェクトの実施により、「STI/HIV/AIDS予防国家センター」の機能が強化され、予防活動が効率的に行われることが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約189億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
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国際社会協力部 国連行政課 |
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