バーミヤン遺跡に対する日・ユネスコ合同ミッションの派遣について
平成14年9月20日
- わが国政府は、バーミヤン遺跡に対する日・ユネスコ合同ミッションを9月27日(金)から10月7日(月)までアフガニスタンに派遣することを決定した。
- このミッションには、和光大学・前田耕作教授をはじめとする日本人専門家、外務省担当官のほか、アフガニスタン政府関係者、ユネスコ関係者、ユネスコが選定する外国人専門家が参加する。
- このミッションでは、ユネスコ文化遺産保存日本信託基金を活用した「アフタニスタン・バーミヤン遺跡の保存事業」の事業案の策定を行う。
- なお、バーミヤン遺跡に対する協力については、ユネスコ主催アフガニスタン文化財救済国際会議(於:カブール、5月27-29日)においてユネスコからの要請を受け、わが国が協力の用意がある旨発表したものである。
(参考)
- ユネスコ文化遺産保存日本信託基金
平成元年にユネスコに設置し、平成13年度までに累計4,031万3,000ドルを拠出。文化遺産として世界的に価値が認められながら、崩壊の危機に瀕している途上国の文化遺産保存・修復事業に対し、この信託基金を通じて協力を行っている。
- バーミヤン遺跡
紀元後4~6世紀に建立されたとされ、本年3月にタリバンにより破壊された2体の巨大石仏(55mと38m)の他、多数の石窟を有するアフガニスタン中部の仏教遺跡。
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