人間の安全保障基金によるソロモン諸島における教育施設の復興支援について
平成14年8月27日
- わが国政府および国連は、8月27日(火)国連開発計画(UNDP)が実施する「ソロモン諸島における民族紛争の結果破壊された教育施設の復興」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、30万9,000ドルの支援を行うことを決定した。
- このプロジェクトは、ソロモン諸島ガダルカナル州において民族紛争により被害を受けた教育施設を整備し、また、ガダルカナル州よりの避難民流入により学校設備が不十分となっているマライタ州、ウェスタン州において教育設備を拡大することを目的に、小学校、中学校、高校の改築や机・椅子などの提供、衛生設備の改善を行うものである。
- このプロジェクトの実施により、ソロモン諸島における教育環境が改善し、また、これまで教育設備の不足により十分な教育を受けられなかった避難民に教育を受ける機会が提供され、ソロモン諸島の人材育成に貢献することが期待される。
(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置した信託基金であり、現在までに総額約189億円を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。
 国際社会協力部 国連行政課
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