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平成16年度第3回タウンミーティング「学生と語る」
~結果報告~


 平成16年11月26日(金)、外務省において「平成16年度第3回タウンミーティング『学生と語る』」が開催されました。今回も、前回と同様に多くの参加者を得ました。参加者の皆さんからアンケートに様々な感想を頂きましたので、それらをご紹介しながら当日の様子を報告します。

フォーラム2005・大学生国際問題討論会(2005.春開催)のお知らせはこちら

全体講演会

 全体講演会は、外務報道官組織 川田司報道・広報担当参事官による国際情勢に関する講演で始まりました。冷戦後の国際秩序、現在の国際情勢を基調としつつ、昨今メディアで頻繁に取り上げられている一極主義、多極主義の概念の分析を中心に、欧州と米国の関係や安全保障体制について、自身の経験を交えつつ、様々な視点から話がありました。

一面的に見ればアメリカ単独主義と捉えられがちな現在の国際情勢においても、複雑な各国の関係が存在し、それを読んでいくことの重要性を現場の感想を踏まえてお伺いできたことが良かったです。
(慶応義塾大学Kさん)

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これからの21世紀の国際社会についての意見はすごく共感しました。各国の協調関係でもって国際秩序を維持していくのは重要だと思います。また、米国をいかにこの国際社会の中で、単独行動主義に走らないよう各国で調整するかという点にもすごく興味をもちました。
(学習院大学Nさん)
とてもわかり易く話して頂き、日本の置かれている国際情勢をすぐに理解できた。短い時間であったが、外交官の持つ総合的かつ詳細な分析力を体験できたのはとても有意義でした。
(早稲田大学Kさん)
現在の国際情勢について、川田さんのお詳しいフランスのことも織り交ぜながら説明して頂き、非常に分かり易かったです。
(東京大学Kさん)


 つづいて、「外から見た外務省」と題して、「外交フォーラム」誌の鈴木順子編集長からお話を頂きました。

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外務省や省員の方について、とても新鮮な観点からお話を聞くことができ、良かったです。外交の成果が、地道で裏方のような仕事で支えられていることや、実際にご自身がお会いした外務省員の方々について等、率直にお話しして頂いたことが印象的でした。
(上智大学Kさん)
「外交官とは、使命感を持っている人である」という言葉が印象的だった。理想を高く持ちつつも現実的な行動ができる外交官に自分もなりたいと思った。
(創価大学Tさん)
「外から見た外務省」という視点が良かったと思います。いわばほとんど接点のない私達と、外務省をつなげるような役割で、よく分かりました。
(上智大学Sさん)
外交が「人と人との関わり、助け合いによって成立するということ、又、道徳的使命感が重要である」というお話が印象的だった。
(成蹊大学大学院Sさん)


 若手職員を代表して、アジア大洋州局南東アジア第二課 二瓶大輔事務官が、インドネシアの人々との交流や、通訳としての緊張感に満ちた要人との対面等のエピソードを冗談混じりに紹介しながら、外務省の仕事について、生き生きと語りました。

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色々なステージにおける、外交官としてのあり方や、考え方等がお聞きできて良かったと思いました。
(一橋大学Mさん)
インドネシアでの色々な体験を通して、二瓶事務官のメッセージが強く伝わってきた。
(東京外国語大学Nさん)
非常に具体的で、熱いお話で、とても感動しました。これからの進路を考える上で、大変インスパイアされました。本当にありがとうございました。
(国際基督教大学Tさん)
大変楽しいお話で、夢中になって聞き入ってしまい、非常に印象的でした。何よりも二瓶さんのお話を通して、外交官として働くためには、人間としても魅力のある人間にならなければならないということを痛感しました。
(明治大学Kさん)


 全体講演のしめくくりとして、人事課 中村浩平課長補佐と守山弘子事務官により、採用及び研修制度について説明しました。

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パンフレットや書面だけでは得られない、実際に求めている人材のイメージがつかめた。
(中央大学Yさん)
モチベーション面での求められるものや、育児・介護について聞けたのが良かったです。
(青山学院大学Tさん)
研修制度の仕組みが分かって、外務省で働きたいとより強く思うようになりました。
(埼玉大学Kさん)


分科会

 2時間に渡って分科会が行われました。各分野において第一線で活躍する外務省員や国際公務員と意見交換できる絶好の機会です。参加学生の皆さんも自分の意見や疑問を積極的にぶつけ、各会場は熱気に包まれていました。

「対ロ外交」(講師:ロシア課 山口大治課長補佐) 写真
省員の方のリードが上手く、楽しく議論ができました。また、各テーマごとに視点を変えた内容だったので、議論を終えて、対ロ外交を考える視野を広げることができ、実りの多い時間を過ごすことができました。
(筑波大学Iさん)


「対米経済外交」(講師:北米第二課 矢口裕子課長補佐) 写真

現在の日米経済外交で何が問題となっており、どのような流れの下で交渉が行われているのかを、臨場感をもって知ることができました。
(東京大学Yさん)


「朝鮮半島問題」(講師:北東アジア課 太田学課長補佐) 写真

北朝鮮との国交正常化交渉の問題や拉致・核問題等、様々な問題について、実際のお仕事のことも含めながら話して頂き、非常に勉強になりました。
(早稲田大学Iさん)


「日本の安全保障」(講師:在韓国大使館政治部 岡田健一書記官) 写真

安保論に関連して、日中関係や靖国問題、国連改革等、多分野に渡って踏み込んだ議論ができたのは、非常に有意義でした。また、職員の方も、全ての質問に対して、丁寧に答えて下さり、人間の大きさを実感しました。
(学習院大学Mさん)


「地球環境」(講師:気候変動室 小野益央首席) 写真

地球温暖化の現状と国際社会の取組について、京都議定書の案件を中心に丁寧に分かり易く教えて頂け、また、一つ一つの質問にも親切に教えて頂き、非常に良かったです。
(慶応義塾大学Oさん)


「文化交流」(講師:文化交流課 齋藤康平事務官)

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日本が現在行っている文化交流事業について、大きな枠で話して下さり、とても分かり易く勉強になりました。また、質疑応答でのみなさんの議論も、とてもためになりました。
(上智大学Sさん)


「国連改革について」(講師:国連政策課 吉田綾課長補佐)

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現在国連改革に関する議論が盛り上がっている中で、他の大学の学生や、外務省で働いておられる方の率直な意見が聞けて、参考になりました。
(東京大学Tさん)


「国際公務員になるには」(講師:(a)国際機関人事センター 矢野由紀子事務官(b)UNICEFネパール事務所職員 佐藤みどり様)

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今まで様々な国際公務員の方とお会いし話をさせて頂いたが、今回のように長時間、しかもアット・ホームな雰囲気の中でカジュアルに色々な事を聞かせて頂く機会はなかなかないので、非常に良い経験になった。
(筑波大学Hさん)
国際公務員になるための道筋だけではなく、信念を持つことの大切さや、参加者がどのような考え方を持っているか意見交換ができて良かった。
(上智大学Oさん)


最後に

 今回は377名にも及ぶ大変多くの方から応募を頂き、予定以上の人数の受入をしました。会場の都合で、今回参加をお断りせざるを得なかった方々には、誠に申し訳ございませんでした。また、アンケートではこの企画全般に対するご意見も頂きました。少しでもより良いものになるよう、今後の参考にさせて頂きます。
 外務省を志す方だけでなく、外交の最前線で活躍する外務省員の話を聞いたり、同年代の学生との意見交換を通じて国際問題の知識を深めたい方の参加もお待ちしております。
(担当:国内広報課総務班)




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