小泉総理大臣演説
アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ
<付属資料2>
3月末のスマトラ沖大地震における早期警戒システムの暫定運用
1.津波監視情報(Tsunami Watch Information)の提供
(1)気象庁では、インド洋域における津波早期警戒メカニズムが国際的に構築され、その本格的な運用が開始されるまでの間の暫定的な措置として、インド洋沿岸諸国の求めに応じて、太平洋津波警報センター(PTWC:ホノルル)と協力して、「津波監視情報」の提供を3月末より開始した(1月の国連防災国連防災世界会議において、谷川副大臣より表明したもの。)
(2)「津波監視情報」は、インド洋で大きな地震が発生した場合、その発生時刻、震源の位置、地震の規模及びこれらから推定される津波の発生可能性の有無に加え、津波の発生可能性がある場合には、インド洋を43に分割した沿岸区域へ、津波が到達するまでの予想時間を伝えるもの。また、インド洋地域の潮位観測施設で津波が観測された場合には、その内容を合わせて伝えることとしている。
2.3月28日のスマトラ島沖地震発生時の対応(地震は、日本時間29日午前1時10分に発生。)
発生45分後の日本時間29日午前1時55分頃より、順次、地震発生の第一報を津波監視情報とともに、インド、インドネシア、マレーシア、モルディブ、スリランカ、タイ、オーストラリア、モーリシャス、ミャンマー、シンガポール、英国に緊急に伝え、その後も随時関係各国との連絡を密にした。
|