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演説

国連の場における演説

第58回国連総会第五委員会公式会合における本村芳行国際連合日本政府代表部大使演説
総会議題121「2004/2005年度計画予算案」(仮訳)

2003年10月29日

(英語版はこちら)


議長、

事務総長による2004/2005年度計画予算案提出にあたっての趣旨説明に対して感謝します。また、行財政問題諮問委員会(ACABQ)及び計画調整委員会(CPC)両委員長による関連報告書提出にあたっての説明に対して感謝します。

議長、

 国連は世界の平和と繁栄のために重要な役割をはたすことが期待されていますが、実際にその役割を効果的に果たし、国連に対する支持が強化されるためには国連改革の推進が不可欠です。我が国としては、そのような努力が払われるにあたり予算規律も重要な柱の一つであると認識しています。次期計画予算は、名目ゼロ成長を原則とした上で、新たな資金ニーズは、優先順位の設定及び優先順位が低い活動から優先順位が高い活動への資源の再配分を厳格に行うことにより手当することを基本とすべきというのが日本の立場です。事務総長は、912のアウトプットを停止すべしとの提案を行っていますが、停止可能なすべてのアウトプットを確認するために十分な精査が行われたとは言えません。

 予算規模について、ACABQは、41百万ドル減の勧告を行っており、これを基本的に支持するものの、さらなる予算削減の可能性が追求されるべきであると考えます。予算額が30億ドルを超えないことが重要です。

議長、

 我が代表団は今後の審議において予算及び事務総長による昨日の趣旨説明について詳細な意見を提示していくつもりですが、本日はいくつかの点に言及することとします。

 第一に、国連事務局におけるトップヘビーなポスト構造を改善する必要があります。特に、同様にトップヘビーになりがちなポスト構造を有する他の国際機関との比較に加え、主要国政府機関におけるポスト構造と比較した情報の早期提出を要求します。また、高いレベルのポスト設置に関する要求は、事務局の人員を増強する観点からは直ちに正当化されず、事務局の職員構成を一層歪め、結果として国連の活動の効率性を損なうおそれがあります。国連を活性化する観点からも、事務局の若返りが重要です。

 等級別ポスト数の管理の権限を事務総長に付与すべしとのACABQ勧告については、これらポスト構造の改善がまず確保されることが不可欠です。

議長、

 第二に、昨年2月の事務総長による経済措置の導入は、国連の活動の合理化に大きく寄与するものであり、高く評価しています。しかしながら、経済措置の導入の結果生じた節約分は、為替変動やインフレによる経費増の吸収のために最大限使用すべきです。

 予算採択時である12月にリコスティングを行うか否かにかかわらず2004年末の予算改定時にはリコスティングを行う必要があります。為替相場変動により予算額が名目上急増する可能性が高い12月にリコスティングを行うのではなく、むしろこれを先送りするとのACABQ勧告を支持します。

議長、

 最後に、国連事務局における職員の衡平な地理的配分の問題について、従来事務局によりこれを改善するための努力が払われていますが、依然として満足すべき結果は得られていません。より一層の改善を図るためには、これまでの努力に加え、新たな方策の導入が必要です。

 ありがとうございました。


国連の場における演説 / 平成15年 / 目次


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