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小泉総理大臣演説
小泉総理主催晩餐会における挨拶
平成13年10月1日 この度は、南アフリカ共和国のムベキ大統領閣下並びに令夫人が国賓として我が国を御訪問になりましたことに対し、政府及び国民を代表いたしまして、心から歓迎の意を表します。 1997年、厚生大臣として南アを訪問した際、当時副大統領であった貴大統領と初めてお会いし、2001年7月、ジェノヴァ・サミットの際の南北対話において、お互いの国のリーダーとして再会し、そして、今晩、こうして、国の公式の賓客として貴大統領をお迎えできたことは、大きな喜びであります。 大統領閣下 貴大統領は、アフリカの諸問題はまずアフリカ自身の努力で解決しなくてはならないとの立場から、「アフリカ再生」、「アフリカン・ルネッサンス」との考え方を提案され、これを精力的に推し進め、アフリカ全体を対象とした開発計画の策定にまで至ったことに対し心より敬意を表します。 南アフリカの解放を可能にしたのは「人間愛」、お国の言葉で「ウブントゥ」であると承知しております。人間であるがゆえに自然に他の人間を大事に思う気持ち、こうした気持ちを南アフリカの人々はもっておられます。どんな逆境にあっても、人の善良さという炎は見えなくなった後も決して消えることはないことを信じて、貴国は、他国の自由を尊重しつつ、人間中心の世界秩序を創出しようという目標へと邁進されております。わが国は、このような貴国の理想に共鳴しており、両国が、地球社会の一員として、テロリズムを含め、様々なグローバルな問題への対応において、お互い協力しながら建設的な役割を果たして行くことが出来ると考えます。 貴国においては、これから、紫色のジャカランダが美しい季節が到来すると聞いております。ジャカランダの花が咲き乱れ、美しい自然に恵まれ、様々な人種が融和し国造りを進める「虹の国」を、是非再度訪れたいと思っております。 ご列席の皆様 最後になりましたが、ご列席の皆様と共に、ムベキ大統領閣下御夫妻の一層の御健闘とご活躍、南アフリカの国民の皆様の一層の発展と繁栄、更に、南アフリカと日本との友好協力関係の更なる増進を祈念して、乾杯したいと存じます。 乾杯。 |
小泉総理大臣演説 / 平成13年 / 目次 |
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