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小泉総理大臣演説
日経新聞主催「アジアの未来」晩餐会小泉総理挨拶
平成13年6月7日 マハディール・マレイシア首相閣下、フン・セン・カンボディア首相閣下、 ファン・バン・カイ・ヴィエトナム首相閣下、 御列席の皆様、今晩は。
ただ今、御紹介に預かりました小泉純一郎です。
私は、ちょうど1ヶ月前に初の所信表明演説を行い、その際に、「日本が平和のうちに繁栄するためには、国際協調を貫くことが重要です。二度と国際社会から孤立し、戦火を交えるようなことがあってはなりません。」と述べました。
まず、最も近い隣国である中国・韓国との関係については、今後とも、友好の大局に立ち、さらに緊密な関係を維持・発展させていかなければなりません。 アジアは、過去10年間、最も経済発展を遂げた地域です。同時に、通貨・金融危機にも見舞われました。危機再発を防止し、回復を確実にするため、各国のたゆまざる経済構造改革努力と国際社会の一層の協力が必要です。中長期的に見て、アジアが世界経済の重要な核であり続けることは間違いないと思います。危機をバネに改革が進むことを確信しています。
私も、「構造改革なくして景気回復なし」との信条の下、単に経済・財政分野のみならず、社会保障・行政等の分野についても聖域を設けず、強力に改革を進めております。私は、改革に取り組む姿勢をはっきりと示すことが、不況にあえぐ日本経済が自信を取り戻すための最初の道標(みちしるべ)だと考えております。
地域での友好・協力関係に向けた努力と、経済面での「改革」とは相互に無関係ではありません。地域の平和と安定が経済改革推進の前提であり、経済発展が地域の平和と安定を促進します。我が国が第二次世界大戦後享受してきた平和と繁栄は、まさにそうした土台に立ったものでありました。 ありがとうございます。 |
小泉総理大臣演説 / 平成13年 / 目次 |
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