町村外務大臣談話
シャルム・エル・シェイクにおけるイスラエル・パレスチナ首脳会談について
平成17年2月8日
- わが国は、8日、エジプトのシャルム・エル・シェイクにおいて、エジプトおよびヨルダンの首脳の参加の下、イスラエル・パレスチナ首脳間の直接対話が実現し、双方による暴力の停止の表明など、建設的な成果が達成されたことを歓迎する。また、この首脳会談を主催したエジプトおよび同会合に参加したヨルダンが和平のために果たしている役割を評価する。
- この首脳会談は、和平プロセスを再開・前進させる上で大きな成果であり、シャロン・イスラエル首相、アッバース・パレスチナ自治政府長官が困難な中で進めている和平努力を強く支持する。この首脳会談を契機に、「ロードマップ」に則ったイスラエル・パレスチナ側各々の和平努力に更なる弾みがつくことを期待する。
- 私(大臣)が1月にイスラエル・パレスチナ自治区を訪問し両首脳と会談した際に明らかにした通り、わが国は、当事者の期待に応え、これまで以上に中東和平問題に深く関与し、政治的働きかけやパレスチナ支援を通じ、問題解決のために積極的役割を果たしていく考えである。
(参考)8日のイスラエル・パレスチナ首脳会談
8日(火)、エジプトの紅海沿岸に位置するシャルム・エル・シェイクにおいて、ムバラク・エジプト大統領の招待により、シャロン・イスラエル首相、アッバース・パレスチナ自治政府長官、アブドゥッラー・ヨルダン国王による首脳会談が開催された。なお、イスラエル首相とパレスチナ自治政府長官との間の首脳会談は、2000年10月以来約4年4ヶ月ぶり。また、シャロン首相のエジプト訪問は、首相就任以降初めて。
|