町村外務大臣談話
プーチン・ロシア大統領による京都議定書批准法案の署名について
平成16年11月5日
- わが国は、11月4日(木)、ウラジーミル・プーチン・ロシア連邦大統領が京都議定書批准法案に署名したことにより、京都議定書の発効に向け大きな進展が見られたことを歓迎する。
- わが国は、これまでロシア政府に対して、小泉純一郎総理大臣からプーチン大統領に京都議定書の早期締結を直接に要請する等、あらゆるレベルで累次にわたり働きかけを行ってきた。
- 今般のプーチン大統領の署名により京都議定書の発効が確実になったことを受け、わが国として、京都議定書が定めるわが国の温室効果ガス削減約束を確実に達成すべく引き続き努力していく所存である。
- また、わが国としては、中・長期的な地球温暖化対策の実効性を確保するためには、すべての国が温室効果ガスの削減に努めることが不可欠であると認識している。そのため、今後、米国や途上国も含むすべての国が参加する共通のルールが構築されるよう、諸外国と共に努力していく。
(参考)今後の締結手続
- 9月30日に政府決定が終了し、10月7日に批准法案が国家院(下院)へ送付され、22日に国家院で、27日に連邦院(上院)で可決された。
- 大統領が批准法案に署名した後、国連へ文書が寄託され、それから90日後に京都議定書は発効する。
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