町村外務大臣談話
2004年安保理非常任理事国選挙におけるわが国の当選について
平成16年10月16日
- わが国は、10月15日午前(日本時間10月15日深夜)、第59回国連総会における安保理非常任理事国選挙において、当選した。この結果、わが国は、来年1月1日から2年間、安保理非常任理事国を務めることとなった。
- わが国としては、国際の平和と安全の維持において安保理で積極的かつ建設的な役割を果たすことが重要であるとの考えに立って、今回の非常任理事国選挙に立候補していたところである。この投票結果は、わが国の長年の実績及び姿勢に対する国際社会の支持と期待の表明であると受け止めている。
- 21世紀の国際社会は大量破壊兵器の拡散、テロ、感染症等新たな脅威に直面している。これらの課題に国際社会の総力を結集して有効に取り組むためには、基本的に60年前の構成を維持している安保理を、21世紀の国際社会の現実を反映させる形で改革することが急務である。
- 来年の国連創設60周年に向けて、国連改革への機運が高まっている現在、わが国としては、有力な常任理事国候補国に相応しい安保理非常任理事国としての積極的役割を果たすことを通じ、国際社会の信頼を一層強固なものとし、安保理改革の実現及び我が国の常任理事国入りにつなげていく考えである。
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