川口外務大臣談話
フセイン元大統領の拘束
平成15年12月14日
- 14日、CPAのブレマー行政官は、イラク時間13日20時30分(日本時間14日午前2時30分)に、ティクリート南方の町アッダウルにおいてフセイン元大統領を拘束した旨発表した。
- わが国としては、今次拘束によりイラクの人々が過去四半世紀にわたる圧政から真に解放され、全国民が一丸となってイラク再建に取り組む上での新たな契機になるものとして歓迎する。
- イラクの治安情勢は全般として予断を許さない状態が続いており、治安の確保が最重要課題の一つとなっているが、今次拘束により同国の治安が一刻も早く改善することを希望する。イラクの各武装勢力がこれを機に武器を捨て、無益な殺傷を放棄し、イラク復興のための国民的努力に参加するよう呼びかける。
- わが国としては、イラクの復興のための我が国にふさわしい支援を更に進めるとともにそのための国際協調が効果的に図られるよう一層の外交努力を行ってまいりたい。
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