川口外務大臣談話
イラクのナジャフにおけるモスクの爆破について
平成15年8月29日
- わが国は、8月29日に発生したイラクのナジャフにおけるイマーム・アリー・モスクに対するテロ行為を断固として非難する。また、わが国は、この事件で亡くなられた方およびご遺族の方々に心から哀悼の意を表すると共に、負傷された方々の一日も早いご回復を祈念する。
- この事件でイラクにおける指導者の一人に数えられるイラク・イスラム最高革命評議会のムハンマド・バーキル・アル・ハキーム議長が死亡したことは大きな損失であると考えるが、わが国は、イラク国民がこの惨劇による悲しみを乗り越えて、イラク人自身による政府を樹立することを強く希望する。
- わが国は、イラク復興のために今後とも国際社会と協力していく。
(参考)ナジャフにおけるモスク爆破事件
現地時間8月29日午後2時頃(日本時間午後7時頃)、金曜礼拝後、ナジャフ(バグダッド南方約160km、イラク中部のシーア派の聖地)のイマーム・アリー・モスクにおいて車両爆弾が爆発。ムハンマド・バーキル・アル・ハキームイラク・イスラム最高革命評議会(SCIRI)議長含む少なくとも20名が死亡、約200名が負傷した。
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