川口外務大臣談話
アフガニスタンにおける国際治安支援部隊バス爆破事件について
平成15年6月7日
- 現地時間7日午前8時頃(日本時間午後12時30分頃)、アフガニスタン・カブール市東部で国際治安支援部隊(ISAF)隊員の乗ったバスが爆破され、死傷者が出たことに強い憤りを覚える。わが国は、テロ行為を断固として非難し、テロ撲滅のために今後とも国際社会と協力していく。
- わが国は、国際治安支援部隊(ISAF)がカブール及び同周辺地域の治安維持に果たしてきた役割を高く評価しており、この事件で亡くなられた方およびご遺族の方々に心から哀悼の意を表すると共に、負傷された方々の一日も早いご回復を祈念する。
- わが国は、今後とも、アフガニスタンの「平和の定着」のために和平、治安、人道・復興支援を軸とした支援を行っていく。
(参考)
- 国際治安支援部隊(ISAF:International Security Assistance Force)は、2001年12月20日、安保理決議1386採択を受け、カブール及び同周辺地域の治安維持を目的に設立された(任期は6ヶ月)。昨年5月23日、6ヶ月任期延長(安保理決議1413)し、11月には更に1年間任期を延長した(安保理決議1443)。現在、29ヶ国、約4500名が参加。ISAF主導国は、英、トルコを経て、2003年2月以降、独が蘭と共同でISAFを主導している。
- 在留邦人の被害者は無い。
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