川口外務大臣談話
阿部駐サウジアラビア大使の国連軍縮担当事務次長への任命について
平成15年5月29日
- 5月29日(木)、阿部信泰駐サウジアラビア特命全権大使が国連軍縮担当事務次長(国連軍縮局長)に任命されたことを、国際機関における邦人幹部職員の増加を目指すわが国政府として心から歓迎したい。
- 国連軍縮担当事務次長は、軍縮に関する活動を促進する国連軍縮局の最高責任者である。国連総会、ジュネーブ軍縮会議への支援、小型武器問題、地域的な軍縮活動の奨励、国連の軍縮活動に関する情報提供等を行う重要なポストであると認識している。
- 阿部大使は、7月1日に国連軍縮担当事務次長に就任する予定であるが、これまでの外交における幅広い経験を活かしつつ、国連の軍縮分野の活動に積極的な貢献を果たすことを期待したい。
(参考)
国連事務局の事務次長ポストは、現在24あり、これまでに日本人が就任するのは、赤谷源一元広報局事務次長、明石康元人道問題担当事務次長、法眼健作元広報担当事務次長、大島賢三人道問題担当事務次長に続き、阿部大使が5人目となる。
現在、日本人で事務次長クラスのポストに就任しているのは、松浦晃一郎国連教育科学文化機関(UNESCO)事務局長、内海善雄国際電気通信連合(ITU)事務総局長および大島賢三国連人道問題担当事務次長の3名である。
|