川口外務大臣談話
欧州連合の拡大について
平成14年12月14日
- 13日(現地時間)、コペンハーゲン欧州理事会において欧州連合(EU)の拡大が決定されたことに対し祝意を表するとともに、EUおよび新たにEUに加盟することとなった諸国のこれまでの努力に敬意を表する。また、今後、今回の拡大が、欧州、ひいては国際社会の安定と繁栄につながることを期待する。
- わが国はEUと、共通の価値観と、国際社会における特別な責任を有しており、昨年から開始された「日欧協力のための10年」の下、首脳レベルで合意された「日・EU協力のための行動計画」を着実に実施し、日・EU間の戦略的パートナーシップに基づく協力を深めていきたい。
- わが国としては、EUの拡大が、域外に対して開かれ、透明性を持った形で行われることを強く期待する。また、わが国の経済、特に、欧州に進出している日系企業等が、今回の拡大によって不利益を被ることのないよう、EUおよび新規加盟各国に対し改めて要請する。
(参考)
○12日、13日両日に開催されたコペンハーゲン欧州理事会(EU首脳協議)において、中東欧等の10カ国(ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア、スロベニア、エストニア、リトアニア、ラトビア、キプロス、マルタ)が2004年にEUに加盟するための交渉が完了した。拡大後のEUの加盟国は、25カ国となる。
○今次欧州理事会では、また、ルーマニアおよびブルガリアについて、2007年を加盟目標とすることを確認するとともに、トルコについて、2004年12月の欧州理事会において同国が政治的クライテリア(コペンハーゲン・クライテリア)を満たしている旨決定されれば、「遅滞なく加盟交渉を開始する」ことで合意。
○EUは、わが国にとって最大の投資先、米に次ぐ第二の貿易相手であり、わが国とEUの経済を合わせると、世界のGDP(国内総生産)の約4割を占める。
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