川口外務大臣談話
生物兵器禁止条約(BWC)運用検討会議における作業計画の採択について
平成14年11月22日
- 22日、私は、生物兵器禁止条約(BWC)運用検討会議議長であるトット・ハンガリー大使に対し書簡を発出し、わが国は今般の運用検討会議の成果を高く評価すると共に、今後ともBWCの強化に向けて貢献していく旨を伝達した。
- 今般、11月11日から15日にジュネーヴで開催されたBWC運用検討会議において今後2005年までの作業計画が全会一致で採択され、この計画に従い、BWC締約諸国は、今後3年間、毎年締約国会合を開催し、各国国内の取締法規の強化や病原菌の安全管理など5つの分野について討議することになったことを、わが国として歓迎する。
- わが国代表団(代表:猪口軍縮代表部大使)は、今回の作業計画の採択に向けて関係各国や会議議長と精力的に調整を行ってきており、今回の全会一致の採択には、このようなわが国の努力も寄与するところがあったと評価している。わが国としても、明年から始まる5分野に関する討議において、その持てる知見を活用し、積極的に貢献していきたい。
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