川口外務大臣談話
イラクによる国連査察の無条件受け入れについて
平成14年9月17日
- 9月16日(NY時間)、サブリー・イラク外相からアナン国連事務総長に対し、イラク政府が無条件で査察を受け入れることを伝達する書簡を送付した。わが国としては、今回のイラクの動きは、わが国をはじめとする国際社会の働きかけの結果であり、イラクにおける査察および大量破壊兵器廃棄実現に向けた第一歩と考える。
- わが国は、従来からイラクに対し査察受け入れをはじめとした関連国連諸決議の履行を申し入れており、14日に行われた私とサブリー・イラク外相との会談においても重ねて強く申し入れたところである。
- 他方、イラクによる査察の即時・無条件・無制限の受け入れと大量破壊兵器の廃棄を含む、全ての関連安保理決議の履行が実際に実現することが重要であり、今後の動きを注意深く見守るとともに、この実現に向けわが国としても必要な外交努力を継続していきたい。
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