田中外務大臣談話
国連小型武器会議の結果について
平成13年7月21日
- 7月9日よりニューヨークで開催されていた国連小型武器会議は、21日(現地時間)、小型武器の非合法取引の防止のための措置、小型武器回収・破壊のための国際協力、会議のフォローアップ等を盛り込んだ「最終文書(行動計画)」を採択し、終了した。「最終文書」の採択は、国際社会が小型武器問題に対して積極的に一致して取り組むという強い政治的意志を示すものであり、小型武器問題の解決にむけ大変有意義な一歩を踏み出したものとして高く評価する。
- いわゆる「武器輸出三原則等」の下、武器輸出について、慎重に対処してきているわが国は、小型武器問題の解決に向けてこれまで国際的にリーダーシップを発揮してきており、今後、この会議の成果のフォローアップをしていくことが何よりも重要であると考えている。わが国は今後とも、小型武器回収プロジェクトの推進をはじめとして、小型武器問題の解決に向けて積極的に取り組んでいく所存である。特に、本会議の成果を踏まえ、各国、各地域の経験を概観し、今後の取り組み方を議論するフォローアップ会議(専門家会合)を、明年初頭を目処にわが国にて開催するべく、関係各国との間で調整を行っていく予定である。
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