河野外務大臣談話
南北首脳会談について
平成12年4月10日
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本日、南北首脳会談が6月12ー14日まで、平壌(ピョンヤン)に於いて行 われる旨の発表があった。 |
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わが国政府は、朝鮮半島の平和と安定にとり、南北当局間の対話が行われるこ とが肝要かつ不可欠と認識しており、これまでも繰り返しこの立場を明らかにして きた。今回の南北首脳会談の開催発表は、南北の対話に向けた両当局間の意欲のあ らわれと思われ、会談が実現すれば、史上初めてのことであり、画期的な意義を有 するものである。わが国政府は、今回の発表のはこびに至ったことは、金大中(キ ム・デジュン)大統領の推進してきた「包容政策」の流れに沿ったものであり、こ れを歓迎し、全面的に支持する。南北首脳会談が予定どおり開催され、有意義な意 見交換が行われることを希望するとともに、これを契機として今後南北対話が更に 進展し、朝鮮半島の緊張が緩和することを強く期待している。
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