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20日、パリで行われたユネスコ事務局長選挙において、わが国の松浦晃一郎駐仏大使が次期ユネスコ事務局長に指名されたことは、誠に喜ばしいことである。今後、松浦大使は、11月12日のユネスコ総会でユネスコ事務局長に任命される見込みであるが、わが国としては、松浦大使がユネスコ事務局長に任命された暁には、21世紀に相応しいユネスコをつくるために各国と協力して参りたい。
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今般の指名選挙において、松浦大使は全ての地域から万遍なく支持を得ることが出来た。これは、松浦大使の優れた資質とリーダーシップが多くの人々によって受け入れられたことを意味するとともに、小渕総理を始めとする政府関係者のみならず、政界、経済界、学界および文化人などの多くの方々の幅広い支援運動の結果であると考えている。
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ユネスコは教育、科学、文化およびコミュニケーションを扱う国連の専門機関であり、冷戦後の国際社会において平和と繁栄をもたらし人類の福祉を向上させるため、これらの分野における諸国間の交流と協力は益々重要となっている。わが国としては、これらの分野においてより積極的なイニシアティブを発揮して国際貢献に尽力していく所存である。
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