小渕外務大臣談話
イラク情勢に関する日英共同提案の安保理決議の採択について
平成10年3月3日
1. |
ニューヨーク時間2日午後8時過ぎ(日本時間3日午前10時過ぎ)、イラク情勢に関する安保理決議が全会一致で採択されたことを歓迎する。
|
2. |
本件安保理決議は、日英共同提案によるものであり、内容的にも極めてバランスのとれたものとなっている。
|
3. |
わが国は、今回のイラクを巡る問題に関しては、外交的解決を図ることが最善と考え、今次決議案についても、かかる外交努力の一環として、英国と協力し、全ての理事国と緊密に協議しつつ採択を目指してきたものであり、その努力が結実したことは極めて喜ばしいことだと考える。
|
4. |
ただし、重要なことは、今般の決議採択を受けて大量破壊兵器の廃棄に関する国連特別委員会(UNSCOM)による無条件、無制限の査察が可及的速やかに実現されることであり、わが国としては、引き続き状況を注視していく考えである。
|
|