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談話・コメント

高村外務大臣談話

ペルーとエクアドルの間の国境問題に関する最終合意について


平成10年10月26日

1. 10月26日、ペルーおよびエクアドル国政府は両国間の国境問題の平和的解決に関し最終合意に至ったが、これは両国の平和、関係改善および経済発展に資するのみならず、中南米地域全体の平和と安定に大きく寄与するものである。わが国としても本件の平和的解決に向けて両国の努力に対して、これまで様々な機会に全面的な支援を表明してきており、今回の合意を大いに歓迎したい。
2. また、わが国は、両国国境に関して規定したリオデジャネイロ議定書の保証国であるアルゼンチン、ブラジル、チリ、米国が、今回の最終合意に至るまで一貫して問題の平和的解決のため貢献してきたことを高く評価する。
3. わが国としては、今後両国がこの最終合意を遵守し、国境地域の平和と安定、両国間の関係改善のため相互に協力することを強く期待するとともに、総合的な見地から国境地域も含め両国に対し適切な協力を行っていく所存である。
(参考) ペルー・エクアドル両国間には19世紀から国境を巡る紛争が存在し、特に95年1月には両国間で過去最大の武力衝突が発生した。その後、リオデジャネイロ議定書保証国の仲介を得つつ、両国は解決に向け交渉を継続し、今般最終合意に至った。
10月26日、午前11時(日本時間26日午後10:00)ブラジリアにおいて、最終包括和平協定の署名式が執り行われる予定であり、同署名式には阿部中南米局長および水谷在ブラジル日本大使館臨時代理大使が出席の予定。


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