ロサ・バウティスタ・ホンジュラス外務大臣の訪日
(概要と成果)
平成17年3月14日
ロサ・バウティスタ・ホンジュラス共和国外務大臣は、3月6日(日)から3月9日(水)まで、外務省賓客として来日し、滞日中、 外務大臣と会談したほか、清子内親王殿下への御接見、谷川外務副大臣及び関係国会議員との懇談、政府関係機関との意見交換等を行ったところ、概要と成果は次のとおり。
1.概要
町村外務大臣との会談、清子内親王殿下への御接見、谷川外務副大臣及び日・ホンジュラス友好議員連盟との懇談、塚本JETRO副理事長、森田JBIC副総裁、北原JICA理事、金子JATA理事長との懇談、報道各社とのインタビュー等が行われた。
外相会談においては、町村外務大臣より、本年は日本と中米諸国との外交関係樹立70周年であり、日・中米首脳会談が開催される予定である旨述べ、国連・安保理改革に関し、中米諸国から一致して日本の立場への支持が得られるよう中米統合機構(SICA)の(本年前半の)議長国としてのホンジュラスの協力を要請した。ロサ・バウティスタ外務大臣より、我が国の経済協力に対する深甚なる謝意が表明されるとともに、国連における日本の立場を確固として支持しており、議長国として中米全体の立場を固めるべく努力している旨述べた。さらに、国連経済社会理事会理事国選挙における我が国への支持が表明された。
2.成果
(1)両国関係の一層の強化
我が国とホンジュラスとの関係は伝統的に良好であり、我が国による積極的な経済協力、一昨年の清子内親王殿下のホンジュラス御訪問や昨年のマドゥーロ大統領の訪日を通じて二国間関係は緊密化している。今回の訪日を通じて、このような日・ホンジュラスの友好協力関係が一層強化された。
(2)対中米関係の強化
我が国と中米諸国は、日本と中米諸国との外交関係樹立70周年に当たる本年を日・中米交流年と位置づけ、日・中米関係の一層の強化を目指しており、今夏には日・中米首脳会談も予定されている。本年前半の中米統合機構(SICA)議長国であるホンジュラスとの間で、日・中米関係の強化に今後取り組んでいくことにつき認識が共有されたことは、日・中米交流年の実施、日・中米首脳会談の準備を進める上で有意義であった。
(3)国際場裡における協力
国連・安保理改革に関し、ホンジュラスの日本の立場への確固たる支持が再確認されるとともに、中米諸国より日本の立場に対する一致した支持を得るべくSICA議長国であるホンジュラスの協力をとりつけることができた。
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