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平成16年4月7日
7日、外務省賓客として訪日中のゴウヴェイア外相と川口外務外相の会談及び川口大臣主催の夕食会が行われたところ、概要以下のとおり。この他、二国間経済関係、ミャンマー、アフガニスタン、スリランカ等もとりあげられた。 1.二国間関係
「ゴ」外相から東ティモールに対する高い関心が表明されたことを受け、川口大臣から、ポルトガルは東ティモールに人員を派遣しているが、日本も自衛隊を派遣している、5月で国連マンデートが一旦終了するが、その後も引き続き国連のプレゼンスが必要であり、日本もそのための調整に努力したい旨述べた。これに対し、「ゴ」外相はマンデートの終了する5月以降も国連のプレゼンスが必要と考えており、日本の努力に感謝する旨述べた。川口大臣から、これまでの日本の東ティモールに対する貢献として真実和解委員会やUNDPのプログラムの協力について説明し、国連の役割については現在のマンデートが終了した後も重要であり、日本はそのために努力すると述べた。「ゴ」外相から、今後ともドナーが東ティモールにコミットし続けることが大切であると述べた。川口大臣からは、日本は東ティモールにコミットし続ける、国際社会全体が今後とも東ティモールに関与し、コミットし続けることが重要であり、アフガニスタンでも同様のことが言えると述べた。両外相から、双方が強い関心を有している東ティモールに関し今後益々協力していきたいとの発言があった。 3.国連改革 「ゴ」外相から、ポルトガルは従来、日本の安保理常任理事国入りを含む、国連改革を支持しており、紛争予防等の分野においても日本と協力していきたい旨述べた。これに対し川口大臣から、「平和の定着」についての考え方を説明するとともに、日本としても国連改革を重視しており、アナン事務総長のもと設置されたハイレベルパネルでの議論に注目していると述べた。 4.アフリカ 「ゴ」外相から、ギニア・ビサウ情勢等ポルトガル語圏をはじめとするアフリカ情勢に関する見方や、NEPADを通じた努力など、ポルトガルの対アフリカ政策について説明があった。これに対し、川口大臣から、「人間の安全保障」の観点からの取り組みやTICADプロセス等、わが国の取り組みについて説明した。 5.イラク 川口大臣から、人道・復興支援のために自衛隊を派遣したこと、及びその活動内容について説明し、自衛隊を含めわが国の要員の安全を非常に重視している旨述べた。また、治安が早期に安定し、イラク人への権限移譲が円滑に行われるよう期待する、国際社会が一層団結してイラク支援を行うことが重要であると述べた。これに対し「ゴ」外相から、ポルトガルも要員派遣及び人道支援を行っている、情勢は不透明であるが、権限移譲が円滑に行われるよう希望しており、国連が一層関与することを期待すると述べた。川口大臣から、イラク復興支援において仏独両国とそれぞれ共同プロジェクトを行っていること、エジプトやヨルダンとも協力していることを説明したところ、先方から、日本の行っていることを高く評価すると述べた。 6.北朝鮮 川口大臣から、六者会合の現状について説明し、北朝鮮の核兵器開発問題について、北朝鮮が全ての核開発計画を完全、検証可能かつ不可逆的な形で廃棄することが重要であるとの我が国の立場を説明した。また、拉致問題について、拉致被害者の家族の方々の帰国の早急な実現及び安否未確認者に関する情報の提供を求めているとのわが国の立場について説明した。これに対し「ゴ」外相から、日本の立場は良く理解しており、ポルトガルとしてもこれを十分念頭において対応していきたい旨述べた。 7.イラン 川口大臣から、イランに対してIAEA理事会決議を遵守すべき旨働きかけていることを説明した。「ゴ」外相から、イランについてはEUとして対応しており、EUの場でしばしば議論が行われていると述べた。 |
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