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主な要人の来日日程

ラチド・パラグアイ外務大臣の訪日
-概要と評価-


平成16年3月22日


 3月17日(水)~20日(土)、ラチド・パラグアイ外務大臣が外務省賓客として我が国を訪問したところ、今次訪問の概要と意義・評価は以下のとおり。

1.概要

(1) 外相会談(18日)

 川口・ラチド会談においては、政治経済関係、経済技術協力、文化交流、国際場裡における協力について幅広く話し合った。また、中南米情勢、国連改革、北朝鮮の人権状況等について話し合われた。
 なお、会談に先立ち、文化無償協力「国立音楽学校に対する楽器」供与の署名式が行われた他、ラチド外相より川口外相に対し、「パラグアイ共和国国家功労勲章 特別大十字型章」が授与された。

(2) 米州開発銀行(IDB)セミナー(18日)

 ラチド外相は、IDB東京事務所主催のセミナーにおいて「パラグアイ:メルコスールへの入り口」と題し、講演を行った。

(3) 政界、財界等との広い接触(17~20日)

 ラチド外相は、訪日中、外相会談の他、河野洋平衆議員議長(日パラグアイ友好議員連盟顧問)を表敬。日本貿易振興機構(JETRO)、国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JETRO)の関係者を訪問し懇談を行った。また京都では、稲盛和夫在京都パラグアイ名誉総領事・京セラ名誉会長と懇談した。




2.訪日の意義と評価

(1) アジアを重視する現政権初の閣僚訪日

 ラチド外相の訪日は、昨年8月に成立したドゥアルテ現政権から初の閣僚の訪日である。隣国のブラジル・アルゼンチンの影響を受け、経済不況から未だ回復したとは言い難い同国は、アジア就中日本との関係強化に深い関心を持っている。今回我が国が同外相の訪日を実現したことは、このようなパラグアイの対日重視姿勢を評価したものである。

(2) ドゥアルテ現政権に対する評価

 昨年8月の政権樹立より、ドゥアルテ現政権は、汚職腐敗の撲滅、司法改革、国内経済立て直しのための各種改革に取り組み、成果を挙げているところ、今次ラチド外相の訪日招聘は、我が国によるドゥアルテ政権のかかる改革努力に対する高い評価の表れである。

(3) 伝統的友好関係の確認及び今後の協力の確認

 両国関係は、パラグアイにおける約7千人の日系人の活躍、及び我が国の経済・技術協力を背景に極めて良好に推移してきた。明後年2006年はパラグアイ移住70周年の佳節を迎えることもあり、今次ラチド外相の訪日に際し、両国外相の間で伝統的友好関係を再確認するとともに、経済協力の実施や両国要人往来の再活性化、文化交流の促進を通じて、あらゆるレベルでの両国関係強化を約した。

(4) 国際場裡における協力の強化

 外相会談において両国は、国連改革等国際場裡におけるグローバルな協力・協調関係の強化を行っていくことで一致。活発な意見交換が行われ、今後の協力の意思と必要性を確認した。




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