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両国関係の一層の緊密化
コロンビアからの外務大臣の訪日は4年振りであり、ウリベ政権発足(2002年8月)後、初めてであった。コロンビアは、民主主義の伝統、堅調な経済運営、豊富な天然資源等で知られており、バルコ外務大臣の訪日を通して、同国との伝統的に良好な二国間関係の一層の緊密化が図られた。
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コロンビア和平実現に向けた国際協調の確認
我が国は麻薬問題、和平問題、国内避難民問題等の解決に向けてのコロンビアの努力を国際社会と一致団結して支援してきている。バルコ外務大臣より、コロンビア政府の取組の現状と成果につき説明があり、川口外務大臣より、引き続きコロンビアを支援する我が国の立場を表明した。
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邦人保護対策の強化
昨年11月、無念な形で終わった邦人誘拐事件については、バルコ外務大臣より、関係者に深甚なる弔意を伝えると共に、邦人保護対策に全力を挙げることが表明された。
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文化大国コロンビアのアピール
コロンビア出身の世界的に著名な彫刻家フェルナンド・ボテロ氏の野外彫刻展の開会式が行われ、清子内親王殿下が御臨席された他、バルコ外務大臣、阿部外務副大臣他が出席した。同氏の大型野外彫刻展がアジアで開催されるのは初めてであり、文化大国としてのコロンビアのイメージが大いにアピールされた。
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