(イ) |
二国間関係
2002年のワールドカップ・サッカー大会における日本対ベルギー戦にも触れつつ良好な二国間関係を確認し、日・ベルギー双方向の投資強化への期待及び日・ベルギー社会保障協定の早期締結の重要性につき意見が交わされた。また、小泉総理より、ベルギーによる「愛・地球博」への参加決定につき謝意が表明された。
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(ロ) |
北朝鮮
北朝鮮の核開発問題は国際社会全体の問題であるとの共通の認識の下、小泉総理より、日本は北朝鮮との関係を拉致問題、安全保障上の諸問題及び過去・現在・未来に係る全ての問題を解決しつつ進めるとの前提につき説明し、また、核開発問題について日米韓の連携を保ちつつ平和的解決を目指すとの立場を表明した。これに対し、ヴェルホフスタット首相より、本件は地域全体の安全保障に関わる問題であり、国際社会は日米韓を一層支持していくことが必要との認識が示された。
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(ハ) |
イラク
小泉総理より、日本として日米安保の重要性と国際協調の重要性を両立させることが肝要である旨説明し、ヴェルホフスタット首相よりはブリクスUNMOVIC委員長の報告によって平和的解決の可能性が生じるとの指摘がなされた。双方は、右が国際社会全体とイラクの問題であり、国連安保理が一致してイラクに働きかける必要があるとの認識を共有するとともに、「ブ」委員長の3月7日の報告内容が重要であり、今後の状況の展開を見極めて判断する必要があるとの点で一致を見た。
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