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主な要人の来日日程
ヴェルホフスタット・ベルギー首相の訪日
(概要と評価)

平成15年2月28日

1.日程等

 ヴェルホフスタット・ベルギー首相は、2月25日から27日の日程で訪日し、26日に小泉総理と首脳会談を行った他、日本経済関係者との意見交換等を行った。同首相の今次訪日は、投資・金融等に関する経済関係強化のための主要都市歴訪(ニューヨーク、フランクフルト、香港、東京)の一環。
 なお、同首相の訪日は3回目(前回は2001年2月に公賓として訪日)。

【日程】
2月25日(火) 羽田空港着
2月26日(水) 日・ベルギー首脳会談、日本経済関係者との朝食会及び昼食会、奥田・日本経団連会長との会談
2月27日(木) 羽田空港発


2.会談の概要と評価

(1) 会談の概要

(イ) 二国間関係
 2002年のワールドカップ・サッカー大会における日本対ベルギー戦にも触れつつ良好な二国間関係を確認し、日・ベルギー双方向の投資強化への期待及び日・ベルギー社会保障協定の早期締結の重要性につき意見が交わされた。また、小泉総理より、ベルギーによる「愛・地球博」への参加決定につき謝意が表明された。

(ロ) 北朝鮮
 北朝鮮の核開発問題は国際社会全体の問題であるとの共通の認識の下、小泉総理より、日本は北朝鮮との関係を拉致問題、安全保障上の諸問題及び過去・現在・未来に係る全ての問題を解決しつつ進めるとの前提につき説明し、また、核開発問題について日米韓の連携を保ちつつ平和的解決を目指すとの立場を表明した。これに対し、ヴェルホフスタット首相より、本件は地域全体の安全保障に関わる問題であり、国際社会は日米韓を一層支持していくことが必要との認識が示された。

(ハ) イラク
 小泉総理より、日本として日米安保の重要性と国際協調の重要性を両立させることが肝要である旨説明し、ヴェルホフスタット首相よりはブリクスUNMOVIC委員長の報告によって平和的解決の可能性が生じるとの指摘がなされた。双方は、右が国際社会全体とイラクの問題であり、国連安保理が一致してイラクに働きかける必要があるとの認識を共有するとともに、「ブ」委員長の3月7日の報告内容が重要であり、今後の状況の展開を見極めて判断する必要があるとの点で一致を見た。


(2) 評価

(イ) 今回の日・ベルギー首脳会談は2年振りに行われ(注)、両国間の信頼関係を再確認し、また北朝鮮及びイラク問題に関する認識の共有が図られた。

(ロ) ヴェルホフスタット首相は、今次訪日において、首脳会談の機会に加え、広く日本経済界に対しベルギーの税制・財政改革につき説明するとともに、日本からの対ベルギー投資の促進を働きかけた。今次訪日を踏まえ、今後の二国間経済・投資関係の一層の強化が期待される。


(注) 2001年12月に、小泉総理は当時EU議長国であったベルギーを訪問し、第10回日・EU定期首脳協議を開催するとともに、ヴェルホフスタット首相(及びプローディ欧州委員会委員長)との間で「日・EU協力のための行動計画」を採択。二国間の首脳会談としては2001年2月の森・ヴェルホフスタット会談以来2年振り。


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