(A) |
日・ギリシャ関係全般
2001年1月の森前総理のギリシャ訪問に続く今次シミティス首相訪日という機会を捉え、政治・経済・文化の面でより実質的な二国間関係を築くことにつき共通の認識が得られた。
また、2003年前半にはEU議長国を務めるギリシャと日本との間で、日・EU協力のパートナーとして、日・EU協力の強化に努めることで一致した。
このような認識の下、将来に向けた日・ギリシャ間の具体的協力を記した「日本・ギリシャ共同行動計画」の署名が行われた。
|
(B) |
バルカン情勢
小泉総理より、バルカンにおいてギリシャは指導的な役割を果たしており、そのようなギリシャと協力して、バルカンの安定に貢献したい旨述べたのに対し、シミティス首相より、バルカンの安定のため両国が協力していく必要がある旨述べた。
|
(C) |
国連安保理
シミティス首相より、国連安保理改革の必要性及び日本の国連安保理常任理事国入りを支持する旨述べた。(この旨は、行動計画でも明記。)
|
(D) |
文化面での協力
両首脳間で文化交流の強化、特に、ギリシャにおける日本語学習及び日本における現代ギリシャ語学習の普及を検討していくことで一致した。
|