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平成13年1月31日
1.日程ムーアWTO事務局長は、1月30日から31日まで外務省賓客として訪日し、河野外務大臣ほか関係閣僚等との会談を行った。
2.主な会談の概要
(1)河野外務大臣との会談(30日夕)
- (イ)河野大臣から、カタルでの第4回閣僚会議(本年秋)で新ラウンドを立ち上げることの必要性を強調。新ラウンドの交渉議題は、幅広いものであるとともに、途上国に魅力的で理解が得られるものにする必要があると指摘した。また、我が国として、新ラウンド立ち上げに向け、積極的な役割を果たしていくと述べるとともに、今後の調整に際しての事務局長のリーダーシップを促した。
(ロ)ムーア事務局長は、年内の新ラウンド立ち上げのためには、7月までに交渉議題に合意し、立ち上げについて見通しが立っている必要があると述べ、そのために途上国への配慮が重要であると述べた。また、日本の行っている技術支援、後発途上国向けの市場アクセス改善を評価するとの発言があった。
(2)自民党外交関係議員との意見交換(31日朝)
ムーア事務局長から新ラウンド立ち上げに向けた現状を説明。出席議員からは、中国のWTO加盟の見通しについて事務局長の見通しを質したほか、農産物、繊維等についての我が国の貿易を取り巻く現状等についての発言があった。
(3)上記の他、宮澤財務大臣、谷津農林水産大臣、平沼経済産業大臣、自民党農林関係議員及び経団連関係者等とも会談を行った。
3.評価
(1)今般の訪日においては、本年秋の第4回閣僚会議での新ラウンド立ち上げのためには、夏までに交渉議題に合意する必要があり、途上国の関心に配慮していくことが重要との点で認識が一致した。
(2)我が国としては、1月24日のフランクフルト会合(注)等で、すでに合意形成に向け積極的な働きかけを行っている。今後、夏前の交渉議題の合意に向けて、米EUや主要途上国等の間での調整を精力的に進めていく必要がある。
注:エジプト、ブラジル、南アフリカ等の主要途上国と豪州、スイス等の中堅国9カ国の次官級を集め、我が国が主催(議長:野上外務審議官)した非公式の会合。
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