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平成12年2月10日

　2月6日より9日まで、ムラリエフ・キルギス首相が訪日したところ、概要と結果次の通り。

訪日の目的と意義

• 第5回日本キルギス経済合同会議（民間レベル）出席。

• 昨年のキルギス南部における邦人誘拐事件以降初めてのキルギス政府要人の訪日であり、ムラリエフ首相にとっては初の訪日。

• 我が国は、91年の同国の独立以来、ODA等により民主化、市場経済化といった改革を積極的に支援してきている。キルギスはアカーエフ大統領を初め非常に親日的であり、国民レベルでも日本語学習熱が盛んであるなど日本ファンが多い。

訪問の結果

（1）今回の訪問の主要な目的は民間レベルの経済合同会議にキルギス側議長として出席するものであったが、小渕総理、河野外務大臣、宮澤大蔵大臣、深谷通産大臣他との会談が行われ、両国間の信頼に基づく良好な関係を更に深めることができた。

（2）キルギス側よりは、これまでの我が国よりの支援に対し改めて感謝の意を表明。同時に、困難な財政状況下、経済の構造改革を円滑に進めていくために日本からの一層の支援を要請。

（3）日本側よりは、邦人人質解放へのキルギス側の尽力について謝意を表明した。また、キルギスは対シルクロード地域外交を推進していく上で重要な国であり、今後とも、援助関係者の安全確保を図りつつ、経済支援を継続する旨を表明した。