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要人来日日程(平成12年)
モハジェラニ文化・イスラム指導大臣の訪日
(概要と評価)平成12年9月25日
1.概要(1)9月19日(月)から23日(土)にかけて、イランより、アタオッラー・モハジェラニ文化・イスラム指導大臣が、モルテザー・カーゼミー文化・イスラム指導省芸術担当次官他2名の随員とともに我が国を訪問した。
(2)今次訪日においては、モハジェラニ指導相は、三鷹市の中近東文化センターにおいて三笠宮殿下への御接見、河野外務大臣との会談、大島文部大臣との会談・夕食会、泉運輸総括政務次官との朝食会を行った他、蓮實東京大学総長及び東京大学東洋文化研究所の研究者との懇談、フォーリン・プレス・センターにおける講演会、東洋文庫視察等が行われ、日・イラン文化交流の促進に向けた協議・意見交換等が活発に行われた。
(3)地方行事としては、奈良の視察も行われ、奈良国立博物館視察、東大寺視察、イスラム教にも造詣が深い森本東大寺大仏殿主任との両国の宗教・文化に関する意見交換が行われた。また、都内においても、公式な行事以外に、私的に能や雅楽の鑑賞、日本に関する書籍の購入等、日本文化理解に積極的に取り組んでいた。
2.評価
(1)モハジェラニ指導相は、ハタミ大統領の指導力の下で進められている国内改革の一環で、改革推進の中核的役割を果たしつつ報道・表現の自由の推進を精力的に推進しており、またイラン国民間ではハタミ大統領に次ぐ信認を得ている重要な人物である。今回の訪日における種々の意見交換を通じて、将来的にもイランにおいて影響力を行使していくと目される重要人物に日本に対する好意的な印象を与えることができたものと考えられる。
(2)今次訪問は、99年8月の高村外務大臣のイラン訪問(当時)等を通じ近年強化されてきたハイレベルでの日・イラン対話強化の一環として行われたものであり、本年中に予定されるハタミ大統領の訪日へと繋がる日・イラン対話の一層の促進に貢献したと考えられる。
(3)今次訪問の際に行われた各機会において、モハジェラニ指導相よりは、日・イラン間のこれまでの協力関係への評価と、イランにおける文化面(遺跡保存、観光開発、各種芸術等の分野)に係る日本との協力拡充への期待が示された。
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