1.氏 名 |
朱 鎔基(Zhu Rongji、しゅ・ようき) |
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2.現 職 |
国務院総理、党中央政治局常務委員 |
3.略 歴 |
1928.10 |
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出生(原籍:湖南省長沙県) |
1951 |
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清華大学電機製造学科卒業 |
1958 |
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国家経済委員会副主任 |
1983 |
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国家計画委員会幹部余業学校教員、同委員会工程師 |
1984 |
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清華大学経済管理学部部長、同教授を兼任 |
1987. 12 |
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上海市党委副書記 |
1988. 4 |
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上海市長 |
1989. 8 |
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上海市党委書記を兼任 |
1991. 4 |
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国務院副総理 |
1992. 6 |
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国務院経済貿易弁公室主任 |
1992. 10 |
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党中央政治局常務委員に選出 |
1993. 7 |
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中国人民銀行行長を兼任 |
1997. 9 |
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党中央政治局常務委員に再選(現職) |
1998. 3 |
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国務院総理に選出 |
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4.訪日歴 |
1980. 9 |
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中国国際信託投資公司代表団で来日 | |
1984. 12 |
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中国品質管理訪日団団長で来日 | |
1987. 2 |
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外務省招待で来日 | |
1989. 9 |
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上海市長として来日 | |
1994. 2~3 |
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外務省招待で来日 | |
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5.横 顔 |
理工系の名門校である清華大学で電機製造を専攻。経歴では国家計画委員会と国家経済委員会の仕事が多く、人脈的には「財経系統」(陳雲を頂点に、李先念、簿一波など)に属する。
87年に中央から上海に移り、江沢民党委書記兼市長(当時)の下で党委副書記を務め、その後、市長、党委書記を歴任。気力溢れる仕事振りで市民の評判も高かったと言われる。91年4月に副総理に抜擢、92年10月の第14回党大会では三段抜きで政治局常務委員会入りを果たしたのもかかる手腕が認められたことによろう。93年3月の全人代では筆頭の常務副総理の地歩を固め、国務院の中で経済工作の主導権を掌握、93年夏には中国人民銀行行長を兼任した。トウ小平の厚い信任を得ていたと言われ、市場経済体制改革の陣頭に立って活躍。98年には国務院総理に選出され、以来、行政機構、国有企業、金融の三大改革に真っ向から取り組んでいる。
仕事本位の苛烈な個性と清廉な作風で知られている。京劇を好み、自ら胡弓を演奏。古典文学にも造詣が深い。英語に堪能で、外国での識演や記者会見などは自ら英語でこなす。夫人は労安。一男一女。
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