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トップページ > 会談・訪問 > 主な要人の来日日程 |
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要人来日日程(平成12年)
平成12年10月17日
1.日程概要 (青字は公式行事)
10月12日(木) 東京着 10月13日(金) 歓迎式典(迎賓館) 日中首脳会談(官邸)
友好団体主催レセプション、衆参両院議長との会見
総理主催晩餐会(官邸)10月14日(土) 各党党首等との会見、経済団体共催昼食会兼講演
市民との対話(TBS)10月15日(日) 各党党首との会見、山梨視察 10月16日(月) リニア・モーターカー試乗
御引見・午餐、記者会見、神戸への移動(新幹線)10月17日(火) 神戸視察、離日(ソウルのASEMⅢに出席の予定) 2.全般的な評価
今次訪日では、江沢民主席訪日(98年)の際の日中共同宣言で謳われた「平和と発展のための友好協力パートナーシップ」の定着のため、首脳間で日中両国間の相互理解の増進及び信頼醸成の重要性を確認し、今後更に協力関係を確立していくことで意見の一致をみた。朱総理は、対日関係重視の観点から、本邦各界、一般国民にも幅広く接し、日本国民の対中好感度増進に努める姿勢を見せた。
3.主な成果
(1)13日に行われた首脳会談においては、21世紀に向け、日中間の友好協力パートナーシップを推進していくことを双方が再確認するとともに、日中双方が関心を有する広範な問題について忌憚のない意見交換が行われた。特に、海洋調査活動の相互事前通報の枠組みについては、早急に成果を得るべく作業を更に加速することで一致した。
(2)対中ODAについては、わが方より、国民の理解と支持の下に行われるべきである旨伝え、同時に、対中ODAの広報活動の促進を促した。これに対し、中国側は、わが国の対中ODAを高く評価し、今後は広報を強化する旨の発言があり、更に10日に合意した特別円借款について感謝の表明があった。
(3)二国間関係では、ホットラインの開通、新しいトキの供与、2002年における「中国年」「日本年」(仮称)の開催などで一致した。また、安保対話、防衛交流の強化が合意され、特に、艦艇の相互訪問について合意された。
(4)歴史認識については、朱総理より、「歴史を鑑とし、未来を拓く」を基礎とし、将来にわたって日中間の友好を続けたい旨の発言があった。
(5)地域協力については、ASEANの枠組みにおける協力の推進で一致し、11月のシンガポールにおけるASEAN+3首脳会議において日中韓の首脳会合が昨年に引き続き本年も行われることとなった。
(6)晩餐会の席上、朝鮮半島情勢や中近東情勢等について意見交換が行われ、双方は、特に、朝鮮半島で緊張緩和の方向に進んでいることを歓迎した。
(7)経済分野では、中国側より、首脳会談や経済団体共催の講演会を通じて「西部大開発」構想への支援と投資の呼びかけがあった。これに対し、わが国からは明年前半に現地視察の官民合同訪中団を派遣することとした。同時に、わが国からは、ノンバンクの債務問題、鉄鋼輸入規制、商工会設置、模倣品取締等の投資環境整備への中国側の努力を求め、中国側は保険会社への営業免許問題について、迅速な対応を考えたいとした。
(8)朱総理は衆参両院議長、各党党首他と個別に会見し、議員間や政党間の協力及び交流を強化していきたい旨を強調した。
(9)朱総理は、中国の指導者として初めてテレビでの一般市民との対話番組に参加した。これは、日本における対中感情を念頭におきつつ、朱総理の個人的アピールをもって一般日本国民に接したいとの中国側発意によるもの。
(10)地方日程では、朱総理は、ロボット工場を視察、リニアに試乗した他、神戸への移動には新幹線(のぞみ)を利用した。
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