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日・EU関係
2001年から始まる「日欧協力の10年」を機に、採択された行動計画の実施を通じて、日欧関係を一層強化していくことを確認した。
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テロに対する闘いについての協力
テロ撲滅に向け、米国を含む国際社会との連帯の下、日・EUが協力し、断固たる意思と決意で取り組んでいくことを確認した。
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国際経済情勢
世界経済が同時的に減速していることに対応して、世界経済の約4割をしめる日・EUが協力していくことを確認した。総理より、日本が進めている構造改革について詳細に説明し、EU側はこれに強い支持を表明した。両者は、日本の改革とEUの統合と拡大、更にはユーロの導入が、日本とEUのみならず世界経済に弾みをつける意味でも重要である旨確認した。さらに、WTOにおける協力、双方向の投資・貿易の拡大も重要であるとの点で認識が一致した。総理よりは、今後の欧州企業による一層の対日投資を歓迎する旨述べた。
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国際情勢
日本とEUは、それぞれが相手の属する地域の問題に協力し合う(クロス・サポート)という考え方の下、従来より協力を行ってきている。今回も、ワーキング・ランチの際に、アフガニスタン、インド・パキスタン、中東和平、朝鮮半島、中国、ロシア等幅広い地域につき、率直かつ忌憚のない意見交換を行った。特にアフガニスタン情勢については、暫定政権の樹立に各派が合意したことを歓迎するとともに、復興支援のため、今月のブラッセルでの会合及び来月の日本での閣僚級会合を成功させるべく協力していくことを確認した。
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その他
2002年2月にプローディ委員長を日本に招待していることに関し、小泉総理より、再会を楽しみにしている旨述べた。 |