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日豪関係全般:小泉総理より、日豪関係は大変順調であり、価値観を共有する両国で創造的パートナーシップを築いていきたい、と述べたのに対し、ハワード首相は、経済、域内安全保障面でも、密接な二国間関係を一層強化したい、と述べた。
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東アジア:総理より、豪州の東チモールでの役割を評価しており、対東チモール協力のあり方を豪州と共に考えていきたい、自衛隊の平和維持活動に対する貢献も国内で理解が深まっている、と述べた。これに対しハワード首相は、日本が域内安全保障上の役割を果たすことを理解しており日本の東チモールに対する貢献を大いに歓迎する旨述べた。
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朝鮮半島:総理より、朝鮮半島の安定のため日米韓で密接に連携してきているが、北朝鮮と国交を持つ豪州とも協力したい、と述べたのに対し、ハワード首相は、喜んで協力したい、と述べた。
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日豪経済連携:総理より、各国との間で経済連携を一歩一歩強化していくことは重要である、日豪間ではまだ具体的な交渉を開始する段階にないが、現在の非常に良好な経済関係を拡大していきたい、と述べた。これに対しハワード首相は、豪州との連携に言及したシンガポール演説を歓迎していると述べ、一歩一歩進めていくとの考え方に賛成し、高級事務レベルで協議するためのメカニズムを作ることを提案、総理もこれに賛成した。
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京都議定書:ハワード首相より、京都議定書に米国及び途上国の双方が加わることが重要である、と述べたのに対し、総理は、議定書への豪州の参加を期待しており、日豪間で協調していくことが重要である、と述べた。 |