平成15年12月12日
● ODAにおけるASEAN重視
● ASEAN統合強化、競争力強化、国境を越える問題に重点
● 人材育成に15億ドル以上、約4万人規模の人的交流(3年間)
● メコン地域開発に約15億ドルの協力(3年間) |
1.日・ASEAN協力の3つの重点分野
(1)ASEAN統合強化のための協力
- サブ・リージョナルなイニシアティブを支援(格差是正)
- ASEAN統合イニシアティブ(IAI)
- メコン地域開発
- 東ASEAN成長地域(BIMP-EAGA(ビンプ-エアガ)) 等
- 経済インフラの向上 等
(2)投資促進を含むASEAN諸国の経済競争力強化のための協力
- 経済連携の形成(二国間経済連携協定の作成のための支援)
- 教育、人材育成及び制度面での能力構築 等
(3)テロ、海賊及びその他の国境を越える問題を解決するための協力
- 法執行機関の人的・制度的能力構築等の分野における協力の拡充 等
2.我が国ODAにおけるASEAN重視
- 過去10年間の二国間ODAの約30%がASEAN諸国向け
- ASEAN諸国が全体として先進国から得ている二国間ODA総額の約60%は日本からのもの(2001年)
- ODAにおいて引き続きASEANを重視をコミット
3.「人材育成トータル・プラン」
(1)重点項目
人材育成は、上記の重点3分野を推進するための必要条件。特に、以下の重点7項目の人材育成のための支援を実施する。
- 政策・制度形成及び行政
- 産業及びエネルギー
- 教育
- 地球規模問題【環境、感染症等】
- コミュニティ(地域社会)の能力向上
- 地域格差是正【南南協力】
- 情報通信技術
(2)支援規模
- 今後3年間で15億ドル以上の協力を想定
技術協力、無償資金協力、円借款等を活用
- 同期間に約4万人規模の人的交流プログラムを予定
研修員受入、専門家等の派遣、留学生受入、青年招聘等
4.メコン地域開発(PDF)
- 「メコン地域開発の新たなコンセプト」に基づく経済協力と貿易・投資促進を統合したアプローチ
- 経済協力を充実、今後3年間で約15億ドルの支援を想定
「東西経済回廊」、「第2東西回廊」、運輸インフラ整備、電力、情報通信技術、水資源管理等、様々な分野で協力
- 様々な措置を通じ、貿易・投資を活性化
我が国企業のメコン地域における経済活動促進、ASEAN新規加盟国の市場統合に対応する努力の支援等
- ASEAN諸国、さらにアジア開発銀行等の国際機関やNGOとより一層連携
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