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トップページ > 会談・訪問 > 小泉総理大臣 |
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(概要) 平成14年1月10日 1月9日、日本時間午後4時45分から約1時間、マラカニアン宮殿(大統領府)において、小泉総理とアロヨ・フィリピン大統領による首脳会談が行われたところ、概要以下のとおり。なお、両首脳は会談終了後に各々ステートメントを発表した。1.東アジア外交ビジョン 小泉総理より、「福田スピーチ」から25年が経過し、この間の日・ASEAN関係の進展や世界情勢の変化等を踏まえ、日本の東アジア外交の新たなビジョンを打ち出したいとしつつ、その中核となるASEAN諸国との関係については「率直なパートナー」として「共に歩み共に進むコミュニティ」構築が日本の究極目標であると述べた。その上で具体的な協力として、(1)改革推進と繁栄確保、(2)共同の取組みを通じた地域の安定、(3)未来のための協力の3つの柱として協力を行っていくことを説明した。 アロヨ大統領は、総理の説明を多としつつ、日本の協力におけるイニシアティブを高く評価した。 2.改革推進と繁栄確保 小泉総理より、日本の構造改革を説明するとともに、フィリピンの改革努力への日本の支援を表明し、両国が協力して改革に取り組む必要性を強調。また、地域の繁栄のため、貿易・投資・科学技術・教育・観光等の幅広い分野での日・ASEAN間の経済連携強化を目指した「日・ASEAN包括的経済連携構想」を提案し、日・ASEAN首脳会議での合意を目指したい旨述べた。 アロヨ大統領は、日本の改革努力を評価し、日本のみでなく世界の成長のために日本国民が痛みに耐えていることに感謝したいと述べた。また、日本のODAに改めて感謝の意を表するとともに、援助の効率的な実施に務めるとことを約束した。また、「日・ASEAN包括的経済連携構想」についても評価するとした。 3.地域の安定への共同の取組み
4.未来のための協力 小泉総理より、2003年を「日本・ASEAN交流年」としたいと提案し、また、ASEAN+3を中心に東アジア地域の諸国が緊密に連携し、開発政策について共に考え発信する機会として「東アジア開発イニシアティブ」の開催を提案した。これに対し、アロヨ大統領より、将来の協力におけるイニシアティブを評価する旨発言があった。 5.その他 小泉総理より、2002年度中のアロヨ大統領の訪日を招待、また、2005年の国際博覧会へのフィリピンの参加を慫慂した。 アロヨ大統領からは、治安改善等のフィリピン投資環境の整備に向けた努力、また、日本の高齢化社会へのフィリピン労働力の貢献等について言及があった。 |
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