(イ) |
フィリピン
総理より、地域の安定確保のため、ミンダナオ問題解決の支援を表明。また、感染症問題での両国間協力の推進に合意した。更に、首脳会談後、「日・フィリピン・パートナーシップ・プログラム」の署名を行い、東チモールの人材育成を共同で実施していくことに合意した。
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(ロ) |
マレイシア
双方の改革、ひいては経済の活性化の必要性につき確認したほか、ASEANの競争力強化の一環として教育・訓練の面での協力の可能性につき議論した。更に、テロ問題についても議論をしたほか、ミャンマー問題について、総理よりラザリ国連特使の役割を評価するともに、ミャンマーの民主化支援を行っていく旨表明。
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(ハ) |
タイ
両国間の経済連携関係を強化につき率直な意見交換を行い、総理より、タイの経済改革の努力に対する支援を表明し、投資環境の一層の整備等につきタイ側の努力を求め、タイからも前向きな反応を得た。ミャンマーの民主化の努力についても引き続き支援して行くことを確認し、麻薬問題、感染症対策等について協力して行くことで合意した。皇太子同妃両殿下のタイ御訪問招待がなされた。
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(ニ) |
インドネシア
インドネシアからは、投資環境改善等の各種改革推進への意欲の表明と共に、これまでの日本の支援に対する謝意が示された。総理よりは、司法、警察、徴税、中小企業育成等の分野での支援を約するとともに、アチェ、西チモール等の国内避難民問題解決のため、約1000万ドルの支援を表明。また、インドネシアの小中学生のために5億円規模の奨学金基金の設立を表明した。
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(ホ) |
シンガポール
首脳会談に先立って行われた経済連携協定の署名を歓迎し、今後の両国間の経済関係発展に向け努力していくことを確認した。その他、テロ問題についても意見交換した。
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