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高村外務大臣のアゼルバイジャン、ウズベキスタン訪問の意義

平成11年4月22日

1. わが国は、中央アジア及びコーカサス両地域から成るいわゆる「シルクロード地域」の地政学的な重要性、並びにその豊富なエネルギー資源の早期開発の必要性を認識して、(1)信頼と相互理解の強化のための政治対話、(2)繁栄に協力するための経済協力及び資源開発協力、(3)民主化、安定化による平和のための協力、の三つの方向性において「対シルクロード地域外交」を積極的に展開している。
 具体的には、昨年1月わが国は、同地域に対して実施中の施策及び今後実施していくべき施策として「対シルクロード地域外交アクション・プラン」を作成して取り組んでいる。

2. アゼルバイジャンとウズベキスタンは、「シルクロード地域」に対してわが国が外交を展開していく上で最も重点な国である。

(1)アゼルバイジャンは、アジアと欧州を結ぶコーカサス地域の要衝にあ る。特に近年、カスピ海沖の石油資源の開発により、コーカサス地域にお いて最も発展性を秘めた国であり、わが国にとり石油資源の自主開発の数 少ないフロンティアとなっている。

(2)ウズベキスタンは、中央アジア最大の人口を擁し、ユーラシア内陸部 の要衝にあって歴史上常に中央アジアの政治と文化の中心地としての役割 を果たしてきた国である。

3. 高村外務大臣によるアゼルバイジャン、ウズベキスタン訪問は、「対シルクロード地域外交」の一環として行われるものである。
 両国については、これまでわが国外務大臣の訪問は行われておらず、わが国要人の訪問に対する両国の期待は極めて大きい。

4. 高村外務大臣は、両国首脳との意見交換を通じて、両国の民主化及び市場経済化の推進による国造りの取り組みに対してわが国として今後とも支援していくとの姿勢を表明する方針である。
 これらを通じて、両国の改革努力を鼓舞するのみならず、これら地域の一層の政治的、経済的安定化にも資することが期待される。



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