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各国外相は、中央アジア地域の平和と安定が、ユーラシア、ひいては国際社会全体の安定と繁栄にとり極めて重要であるとの認識で一致した。 |
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各国外相は、これまで日本と中央アジアとの間の関係、協力が着実に進展してきたことを評価した。 |
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各国外相は、これまで築かれた良好な関係を基礎に、中央アジアと日本の関係の新たな発展の可能性や関係発展のための方途についての不断の意見交換を通じて、今後、協力関係をさらに深化させ、拡大することについて意見の一致を見た。 |
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各国外相は、中央アジア諸国が、独立後、民主化と市場経済化を目指し、安定と成長に向けた国造りの努力を精力的に推進してきたことが、この地域の安定を保ち、ユーラシアの平和と安定に貢献してきたことに留意しつつ、これらの諸国がテロや貧困を撲滅し、自由で民主的な社会を構築し、着実な経済成長を通じて国民生活の安定と向上を図ると共に、人間の安全保障を確かなものとするために、中央アジア諸国が種々の努力を継続・強化することが引き続き極めて重要であることを確認した。日本国外務大臣は、中央アジア諸国の一層の努力への期待を表明すると共に、このような各国の努力に対する支援の意向を再確認した。 |
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各国外相は、この地域におけるテロの脅威は依然として高いことに留意しつつ、テロはいかなる理由をもってしても正当化することはできず、断じて許容できないことについて意見の一致を見た。各国外相はこの文脈において緊密な国際協力の強化が最重要であることを再確認した。 |
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各国外相は、日本と中央アジアが、パートナーとして、この地域の課題及び世界の課題に取り組むことを表明した。
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