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田中外務大臣とラミー欧州委員との電話会談
(WTO新ラウンド立ち上げに向けた日EU協力について)

平成13年7月31日

  1. 7月31日午後5時から田中外務大臣はラミー欧州委員と電話会談を行った。大臣からは、6月のゼーリック米国通商代表との会談の際にも、新ラウンド立ち上げの重要性が強調された旨紹介したのに対し、ラミー委員は、新ラウンド立ち上げに向けて日EUはこれまで極めて良好な関係を築いてきているが、最近は米国も新ラウンド立ち上げに以前より積極的に取り組んでいることは喜ばしく、世界貿易における三巨頭である日、米、EUの協力が良い方向に向かっている旨応答した。

  2. 個別分野については、農業、環境、アンチ・ダンピング等の分野に関し意見を交換し、これらは日、EU、米国がそれぞれの立場から重視している分野であり、引き続き緊密に連絡をとりつつ、協調していくことで合意した。

  3. また、田中大臣より、新ラウンド立ち上げに関連し、WTO協定に関する「実施」問題を日本は重視している旨発言した。ラミー委員より、途上国の関心にできるだけ前向きに対応する必要がある旨応答があり、日、米、EU、カナダの四極で今後とも協力して取り組んでいくことの重要性につき、双方の認識が一致した。

  4. 日EU間の問題については、ラミー欧州委員より、日本の電気通信分野に関し、EUとして高い関心を抱いている、最近の日本における法改正がWTOに対する日本の約束と整合的ではないのではないかとの懸念を有しているので、田中大臣にもよく見ておいて頂きたいとの指摘があった。これに対し、田中大臣より、小泉内閣は規制改革に積極的に取り組んでおり、これは電気通信分野にも当てはまる、必要があれば事務レベルで双方向的な議論を続けたい旨応答し、先方もこれに同意した。

  5. 最後に今回の電話会談がWTOにおける日EU協力を更に強化する上で極めて有益であったとの双方の認識を述べあい、ドーハ閣僚会議に向けて田中大臣とラミー委員との間で今後緊密に連絡をとり合っていくことで一致した。

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