川口外務大臣とゼーリック米通商代表との電話会談
(概要)
平成14年4月19日
19日、午前8時より25分程度、川口外相がゼーリック米通商代表と電話会談を行ったところ、鉄鋼セーフガードに関する部分の概要以下のとおり。なお、本件電話会談は、11日に行われた両者の会談の最後に、今後も緊密に連絡をとりあっていくことにつき意見の一致をみたことを受けて行われたものであるが、今次電話会談の最後にも、引き続き電話会談で緊密に連絡をとっていくことを確認した。
- ゼーリック通商代表より以下のとおり述べた。
日本が本件をWTO紛争解決手続に付託する権利を有することは十分に理解している。しかし、日本が本件紛争についてWTO紛争解決手続での判断を得ることなく、一方的な判断に基づいて対抗措置を取ることは、WTOのよって立つ大きな原則に反する。
- これに対して川口大臣より以下のとおり述べた。
本件については、日米間で考え方に違いがあると認識しているが、米国が適用除外及び補償措置について、具体的なオファーを早急に示すことが重要であることを改めて強調したい。(これに対してゼーリック通商代表は、適用除外の手続きは引き続き取り進めている、補償についても協議していきたい旨述べた。)
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