G8首脳の七夕短冊

平成20年7月7日

  1. 福田総理夫妻は7日午後7時過ぎより10分程度、北海道洞爺湖サミットの会場であるザ・ウィンザーホテル洞爺内ロビーにおいて、七夕行事を主催した。G8首脳およびその配偶者は、将来への希望を込めた七夕短冊で笹竹を飾り付けた。首脳および配偶者による直筆の短冊の内容(我が国以外は仮訳)はそれぞれ以下2.のとおり。
  2. 短冊の内容
  3. ●福田総理
    温故創新 人類の叡智に学び未来を拓く
    ●貴代子夫人
    世界のみんながいつも笑顔でいられます様に
    ●ブッシュ米大統領
    (仮訳)
    圧政から自由な世界を望みます。饑餓、病気による圧政あらゆる圧政からの自由。自由への普遍的な望みが実現される世界を願います。また、人間の暮らしを良くし、私達の環境を守る新技術の進展を望みます。全ての人に神のご加護を。
    ●ローラ米大統領夫人
    (仮訳)
    全ての子供達が、愛され、大事にされ、そして饑餓から自由になりますように。そして、彼らが大人になって夢を実現し、平和な世界を作るのに必要な教育を受けられますように。
    ●サルコジ仏大統領
    (仮訳)
    北海道洞爺湖サミットが、環境保護、開発、経済成長、そして平和の保持といった世界的課題に対する対応方法を見いだすことに貢献することを願います。また、仏日関係150周年を迎える本年が、二国間における友好と交流への絆を促進する機会となることを願います。
    ●メドヴェージェフ露大統領
    (仮訳)
    織り姫と彦星の間に天の川が流れていても、彼らは互いを想う不屈の力によって宇宙の中で繋がっています。これは地球の人々にとって示唆に富んでいます。我々も、共通の故郷、平和、繁栄、そして母なる大地の未来に対する責任で繋がっており、これらを守ることは我々の責務です。私は、北海道洞爺湖サミットがこの高貴な目標達成に貢献すると確信しています。
    ●スヴェトラーナ露大統領夫人
    (仮訳)
    洞爺湖のすばらしい景観の中で日本の伝統的な七夕の催しに参加できることを大変嬉しく思います。愛のすばらしい力についての東洋の伝説が、私たちの心にいつまでも留まり、幸福と成功への希望を与えてくれますように。
    ●メルケル独首相
    (仮訳)
    我々の会議の上に良い星が輝きますように。
    全ての話し合いには親善の気持ちがありますように。
    我々全ての心に責任感がありますように。
    そして我々全てが人々の希望を胸に受け止められますように。
    ●ハーパー加首相
    (仮訳)

    世界の自由、民主主義、人権、そして法の支配に基づく世界を願います。

    ●ローリーン加首相夫人
    (仮訳)
    全ての人に、団結、繁栄、平和、そして希望が与えられますように。
    ●ブラウン英首相
    (仮訳)
    貧困の終焉(を願います)。そして、2005年7月7日のロンドンにおける爆発事件3周年に、テロリズムの終焉(を願います)。
    ●サラ英首相夫人
    (仮訳)
    年間50万もの女性が妊娠や出産で命を落とすことの無い世の中になりますように。
    ●ベルルスコーニ伊首相
    (仮訳)
    世界中の子供たちにとって、希望、平静と豊かさのある未来となりますように。
    ●バローゾEC委員長
    (仮訳)
    人々が、この世界全体をふたつとない同じ家族であると思える日が来ますように。
    ●マルガリーダEC委員長夫人
    (仮訳)
    全ての人の心の中に、お互いの意見、考え方や気持ちに対する尊敬、寛容さ、そして理解の気持ちが生まれますように。そうすれば、少しずつ暴力が愛に替わります。