「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク構想」と他地域・機関との関係
- 1.
- 欧米においては、欧州監視評価計画(EMEP)、米国国家酸性降下物評価計画(NAPAP)等の地域共同のモニタリングプログラムが進行中。・アジェンダ21においても、「欧米における酸性雨への取り組みの経験は継続されるべきであり、世界の他の地域にも分け与えられるべきである」としているところ、東アジア地域においても、UNCEDを契機にして地域共通の問題である酸性雨問題に対して協力して取り組もうという基本的なコンセンサスが醸成されてきており、このような背景の下、本件構想が提唱された。
- 2.
- 本件構想につき、これまで専門家会合が開催されているが、EMEP及びNAPAPよりも参加を得ており、それぞれの地域の経験が紹介されている。また、専門家会合においては、関連国際機関、例えば、ESCAP、UNEP及びWMOの環境プログラムとの連携を求める努力を継続していくことが合意されている。